【上賀茂神社】京都葵祭で有名な神社 恋愛成就のパワースポットで人気!桜満開です

御所桜が美しい上賀茂神社の見どころ紹介

神代の時代に始まったとされている京都最古と言われる神社、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)をご紹介します。
正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。通称「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」や「上社(かみしゃ)」と呼ばれています。
皇族方や武家に崇敬されている由緒正しい神社で、世界文化遺産に登録されています。
          

上賀茂神社の境内には百人一首に読まれた「ならの小川」が流れ、神聖な空気を感じながら参拝することができます。せせらぎの音に身も心も癒される感じです。

細殿前の美しく円すいに盛られた立砂が印象的な神社で、京都屈指の観光名所です。
ご利益は厄除け、開運、必勝などがあります。
また御祭神は賀茂別雷大神で、雷や電気を司る神様で、雷除けや電気産業守護のご神徳があります。古来、五穀豊穣の神として信仰されています。

上賀茂神社には、紫式部も参拝されていた女性に人気のパワースポットがあります。縁結び、恋愛成就のご利益があると人気です。
            

桜満開の上賀茂神社

一の鳥居を入ると広大な境内が広がり、まっすぐつづく参道の先に見える二の鳥居までお花見しながら歩いていきました。参道の周りの馬場には、桜の時期になると様々な種類の桜が花開き、ピンクのグラデーションがかわいい明るい境内になります。多くの花見客が訪れ賑わっていました。
上賀茂神社は、紅葉の名所としても名高い神社です。
             

上賀茂神社には、御所桜といわれる存在感のある大きな枝垂れ桜が咲き誇り、とても華やかな雰囲気です。
      

上賀茂神社では1400年ほど前に始まったとされる京都三大祭の一つ、葵祭(あおいまつり・賀茂祭)が毎年5月に行われています。
行列は京都御所から出発し、賀茂御祖神社(下鴨神社)で祭儀を行った後、上賀茂神社に到着します。

上賀茂神社に到着すると、一の鳥居の参道を通り、二の鳥居へ進みます。二の鳥居内にてさまざまな祭儀が執り行われるのです。

葵祭は平安中期から国家的な行事として盛大に執り行われており、その賑わいぶりは源氏物語にも記載されているのです。
牛車や当時の貴族の衣装など、平安時代の文化が垣間見られる大行列なので、見ごたえありそうです。
              

上賀茂神社の起源とご祭神について

上賀茂神社の御神話では、賀茂川の上流から流れてきた丹塗矢を、賀茂一族の姫である玉依比売命(たまよりひめのみこと)が家に持ち帰り、その矢をお祀りしてお休みになられたところ、ご懐妊され立派な御子をお産みになられたとされています。
この御子神がご祭神の賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)です。

しかし御子神は雷鳴とともに天に昇ってしまわれました。
そして賀茂一族の長である賀茂建角身命(下鴨神社のご祭神)と玉依比売命が再び御子に会いたいと願っていたところ、本殿背後にある北側の神山に立派な成人となった賀茂別雷大神がご降臨されたと伝えられています。

天武天皇6年(677年)に賀茂神宮が造営され、現在の社殿の基礎が築かれました。
上賀茂神社は下鴨神社とともに賀茂氏の氏神を祀っている神社です。
           

上賀茂神社の立砂(盛砂)

二ノ鳥居をくぐった先に細殿(ほそどの)があり、対になった円錐状の立砂は有名です。
賀茂別雷大神が降臨したと言われる神山をかたどっています。陰と陽を表しているそうです。
こちらの立砂はお清めの砂の起源と言われています。お清めの砂「斎砂(いみずな)」500円で購入できます。
             

上賀茂神社の本殿・権殿(国宝)

川にかかる橋を渡り、楼門を通って本殿へ向かいます。朱塗りの色鮮やかな境内に映える楼門で重要文化財です。

上賀茂神社の本殿は、御物忌川と御手洗川の二つの川が合流する地点の川に挟まれたところに建立されています。二つの川が合流しならの小川になっています。小川はさらに明神川と名を変えて京都の町をさらさらと流れていくのです。
              

上賀茂神社の本殿には、同じ造りの社殿が二棟並んでいます。東側(右)に本殿、西側(左)に権殿が建立されています。権殿は、式年遷宮の際に仮の本殿になります。
本殿と権殿には、日本絵画において多大な影響を及ぼした狩野派による狛犬の絵が描かれています。
それほどの装飾はされていませんが上品な雰囲気の本殿です。
          

縁結びのパワースポット【片岡社】

上賀茂神社の第一摂社で、正式名称を片山御子神社といいます。上賀茂神社のご祭神である賀茂別雷大神の母神でいらっしゃる玉依比売命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。
玉依比売命が川上から流れてきた白羽の矢を持ち帰り床に置いたところ懐妊し、生まれたのが賀茂別雷大神です。恋愛成就、子授け、安産の神様とされています。
片岡社は、朝廷より最高位である正一位の神階を賜っている格式高い神社です。

源氏物語の作者である紫式部が何度も参拝された神社で、紫式部が参拝の際に詠まれた和歌も残されています。

片岡社の前に立つと小川のせせらぎの音がとても心地よく、奥の方から神聖な風が流れてきます。心身ともに清らかな気分になれ、癒される感じがしてきます。
          

舞殿(橋殿)

御手洗川にまたがり建てられている橋殿(はしどの)です。1863年に造り替えられています。重要文化財です。
川の流れにより常に清められているそうです。
           

上賀茂神社の境内

kamigamo15

清らかな小川の流れる自然豊かな境内です。桜の時期には、一ノ鳥居を入るとピンクの陽光桜が華やかに境内を彩り、二ノ鳥居までの参道を楽しく散策できます。

上賀茂神社へのアクセス

JR京都駅より市バス【4系統】「上賀茂神社前」下車すぐ。または【9系統】「上賀茂御薗橋」下車徒歩5分です。

地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩20分です。駅から市バス【37系統】「上賀茂御薗橋」下車徒歩5分です。
地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩15分です。駅から市バス【4系統】「上賀茂神社前」下車すぐ。

阪急電鉄「河原町駅」から市バス【4系統、37系統】「上賀茂神社前」下車すぐ。
           

京都府京都市北区上賀茂本山339

下鴨神社の情報はこちら

         

       

この記事を書いた人

アバター

Chia

日本の観光名所やお気に入りのレストランやカフェなどをご紹介しています。全国の観光スポットを巡り、見どころをブログに載せています。