【下鴨神社】縁結び、美のパワースポットで人気!七不思議がある京都おすすめの観光名所

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世界遺産【下鴨神社】ってどんなところ?

下鴨神社は京都ではかなり古い神社の一つです。下鴨神社の鎮守の森であり、天高く木々が生い茂る、原生林が広がる【糺の森(ただすのもり)】の奥の方にご鎮座されています。古くから厚く信仰されている神社です。

肌に当たる風がとても神秘的な空気感の神域である糺の森をすすみます。
さらさらと小川が流れる清々しい空気に包まれた参道を抜けると下鴨神社の大きな鳥居が見てきます。

            

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古来より信仰されている下鴨神社には豊富なご利益があります。
ご祭神の賀茂建角身命は、京都をひらかれた導きの神様です。
縁結びのご利益がある相生社には、霊験あらたかな不思議なご神木があり必見です。パワースポットとして人気で、多くの参拝者が訪れています。

そして下鴨神社のご祭神である玉依媛命さまは、大変美しくあられ美麗の神様として信仰されています。美のパワースポットとして人気の河合神社(下鴨神社の摂社)も一緒に参拝されています。

下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。
鴨川の下流にまつられていることから「下鴨神社」と呼ばれるようになったのです。
上賀茂神社(賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社です。

下鴨神社では、毎年5月に京都三大祭りの一つ葵祭が行われます。
            

下鴨神社のご祭神について

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下鴨神社のご祭神は、本殿の左側(西殿)に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと・玉依媛命の父)が祀られています。本殿の右側(東殿)に玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀られています。

日本書紀に、賀茂建角身命が東征の際に八咫烏(やたがらす)に化身し金鵄となって勝利したとの記述があり、勝利の神様とされています。
賀茂建角身命は京都の守護神とされており、農耕を広め民生の安定に努められたことにより世界平和五穀豊穣などのご利益があるそうです。

玉依媛命は婦道の守護神とされています。
玉依媛命が鴨川から流れてきた白羽の矢を持ち帰り床に置いたところ懐妊し、御子をお生みになったとの神話があります。そのため下鴨神社は、恋愛成就子宝、安産の神様として信仰されています。
            

下鴨神社の歴史について

創建年代は特定されていませんが紀元前と伝えられ、京都でもかなり古い神社の一つです。
崇神天皇7年(BC90)に瑞垣を造り替えた記録があるため、それ以前から祀られていたようです。

奈良時代以前から朝廷の崇敬を受けており、欽明天皇5年(544年)から賀茂祭(葵祭)が行われていたとの記述があります。1400年以上も前から盛大なお祭りが行われていたようです。その賑わいは源氏物語にも描かれているのです。
           

葵祭で祭儀が行われる【舞殿】

朱塗りの楼門を入るとその正面に舞殿(ぶでん)があります。屋根の優美な曲線が美しい広い舞殿です。広場の中心に設置され、派手さはないけど格式の高さが見て取れる舞殿です。重要文化財に指定されています。

賀茂祭(葵祭)では祭文を奏上する「社頭の儀」が行われ、「東遊び」の舞が奉納される場所となっています。
    

下鴨神社の【本殿】         

本殿へ向かうため、舞殿の先にある荘厳な雰囲気の中門を通ります。
本殿は東殿に玉依媛命、西殿に賀茂建角身命が祀られています。東西の両本殿は国宝です。

21年に一度、式年遷宮が行われていましたが、国宝のため明治に入ってからは全てを新しく建て替えるのではなく、文化財を残すため修繕という形で式年遷宮を行っているようです。
           

干支のお社【言社(ことしゃ)】

大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀っている神社で、古くから信仰されている言社です。
七社あり十二支の干支が守護神として祀られています。ご自分の生まれ年の守護神に参拝するとご利益があるようです。

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七つの社それぞれの守護神はこちらです。

一言社は、大国魂命(巳・未)、顥国魂命(午)
二言社は、大国主命(子)、大物主命(丑・亥)
三言社は、大己貴命(寅・戌)、志固男命(卯・酉)、八干矛命(辰・申)
         

おはらい(お清め)のお社【御手洗社】

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小川が流れる清らかな場所にある、おはらい・お清めのお社【御手洗社です。
井戸の井筒の上に祀られていることから井上社とも呼ばれています。
ご祭神は、瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)です。

お社の前に御手洗池があります。池の底から自然に清水が湧き出てきて、そこから出た水泡をかたどり「みたらし団子」ができたそうです。みたらし団子発祥の地として知られています。
          

御手洗社では年間を通してさまざまなイベントが行われています。
3月には、ひな人形をみたらし川に流す【流し雛祭】があります。土用の丑の日にはみたらし川に足をひたし、病封じを祈願して、けがれや疫病をはらうお祓い行事の【みたらし祭(足つけ神事)】などで賑わっています。

2月になると梅の花がみたらし川を彩り、濃いめのピンクの梅の花が鮮やかな太鼓橋とともに境内を華やかにしています。「光琳(こうりん)の梅」と呼ばれています。
           

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下鴨神社の御手洗社には「水みくじ」があります。御手洗池につけたら文字が現れてきました。

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縁結びの神様【相生社(あいおいのやしろ)】

下鴨神社の末社・相生社(あいおいしゃ)です。
ご祭神は神皇産霊神(かみむすびのかみ)です。さまざまな良縁を与えて下さる神様です。縁結びの神様として信仰され、恋愛成就のパワースポットとして人気があります。

相生社の左側に、霊験あらたかな縁結びのご神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれている不思議なご神木で、その根元には子供の枝が育っているのです。
ご神木は糺の森から生まれているそうで、京の七不思議の一つに数えられています。
縁結び、安産や子育、家庭円満のご利益があります。
            

相生社の近くにはかわいいお守りショップがあります。
下鴨神社でしか買えない、他にはない自分だけの可愛いお守り「媛守」が購入できます。

呉服柄の生地で作られた全部違ったデザインのおしゃれなお守りです。世界で一つだけの自分だけのお守りになります。女性用の「媛守」と男性用の「彦守」があります。

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開運・厄除の神様【出雲井於神社・比良木神社】

出雲井於神社(いずもいのへのじんじゃ)です。通称比良木神社(ひいらぎじんじゃ)です。
ご祭神は、建速須佐乃男命(たけはやすさのおのみこと)です。ヤマタノオロチを退治されたことで有名な神様です。開運・厄除けの神様とされています。

御祈願に神社の周りに何かの木を植えると全て柊になって願いを叶えてくれると伝えられ「なんでも柊」と呼ばれ、京の七不思議とされています。お茶の神様としても信仰されています。
         

下鴨神社へのアクセス

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京阪線「出町柳駅」から徒歩10分ほどです。京都駅または、四条河原町駅からバスをご利用になられると下鴨神社近くに停まり便利です。

京都駅から市バス【4系統】または【205系統】で「下鴨神社前」下車すぐです。
四条河原町から市バス【4系統】または【205系統】で「下鴨神社前」下車すぐです。

         

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Chia

日本の観光名所やお気に入りのレストランやカフェなどをご紹介しています。全国の観光スポットを巡り、見どころをブログに載せています。